苦手なこと

昨日、仕事仲間と少し長電話をした。彼は、去年仕事をした著名な建築家の話をしてくれた。電話を切った後、久々に挫折感にも似た脱力感を感じた。内要はアウトプットのスキルや関心、こだわりの違いについてだった。その結果、知名度にかなりの差が出ているのではないかという彼なりの意見だった。そのことは自分でも充分に自覚し、もう何年も悩んでいること。理由は簡単。設計や現場に比べるとアウトプットは楽しくないからだ。おまけにどんなに美しく撮られた写真であっても「これが私の建築です。」といって発表することにわだかまりがある。当然アウトプットに費やす時間は少なくなるしスキルも上がらない。残念ながら職人の息子は所詮そういう才能はないと諦めて自分の得意とするところを極めるしか無いのか?。まだしばらく綱渡りのような人生が続きそうだ。