やりたい仕事ができない

という同業者の話をよく聞く。そんな時、僕の答えはいつも同じだ。「発信している情報が間違っているから、問い合わせが来た段階ですでに手遅れだ。」原因は2つ。ひとつは自分が本当にやりたいことが分かっていない。もうひとつは、本気でそれをやり通す覚悟がなく、仕事を失くす恐れから情報の風呂敷を広げすぎている。一般の人から見ると、そういう建築士はどんな仕事も喜んで引き受けるように見える。当然相談する方もやみくもに問合せをしてしまう。だから問合せが来た段階で手遅れになっている。「なんでも、丁寧、親切、お安く、かっこよくにやります。」風なホームページは本人の自己満足だけで、相談する方にとっては違いがわからず迷うばかりで全く不親切だ。自分のやりたいこと、得意なことを明確にして、それに共感するクライアントと仕事をすることが最も誠実な仕事の仕方だ。その覚悟もないままに愚痴を言うのは愚の骨頂だ。