2番目に大切なこと

「命を守ること」の次に「心を癒すこと」を大切にしている。私たちは「人」や「宗教」、「自然」や「芸術」などによって癒されることが多い。 その中で建築が関われることは後者である。雨や風、湿度や気温、陽光や陰、素材などに深く関心を持ちながら設計を進める。適度な刺激と最小限のストレスを計りながら最善の機能を探る。このように設計とは、自然と人との接点をデザインすることである。我々建築家は、作曲家が五線譜に音譜を載せるように素材に寸法を与える。職人は奏者ように誠実かつ忠実に作り上げる。そして、陽光や風などの自然環境と共鳴し合い、固有の空気感を奏でる。芸術が生まれる瞬間だ。その時私は、この建築が永遠の命を授かったような錯覚に陥る。